ホームレス資料センター

特定非営利活動法人 ホームレス資料センター

〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-26-16 CHIBAビル402
TEL・FAX 03-6905-8656
ステップアップときわハウスの運営について

ステップアップときわハウスの運営について

ホームレス資料センターは、平成23年の設立以来、調査研究が主な事業でしたが、平成16年から5年間実施された都区による「地域生活移行支援事業」で、当事者の方がアパートに移行して生き生きと自分らしく暮らされるのを目の当たりにしていたので、当事者の方とともに創意工夫し行動する事業も実施したいと願っていました。

独立行政法人福祉医療機構の助成金をいただき、TENOHASIをはじめ東京プロジェクトなど様々な団体のご協力を得て、ときわハウスを運営できていることをとても嬉しく思っています。

「ステップアップ」とは、家のない状態から、地域での安定した生活に一歩一歩近づいていくことを指します。

ときわハウスに入居なさった方に、パーソナルサポーターが次の目標設定の相談にのっています。パーソナルサポーターとは、平成23年から内閣府において実施された「パーソナルサポート事業」の個別的・総合的・継続的な相談にのる相談者のことです。

困難を抱えている方の話を傾聴し、解決に向かってともに「プラン」を作成し、社会資源につないだり、援護機関に同行したりして継続的に、困難が複数あっても総合的に、その方と信頼関係を築いてサポートしていく人のことです。

開設以来、多数の方がときわハウスを通過していかれました。一方で、当初から住んでいる方もいらっしゃいます。

約4. 5畳の鍵のかかる個室と共用のリビング・ダイニング、シャワーという設備なのですが、共用部分があるからというのではなく、食事はいつもいっしょにするなど、入居されている方たちのお互いの交流も図っています。

入居の方たちも、静かにゆったり暮らしておられます。1週間で黙って出て行かれた方もいらっしゃるのですが、また、どこかでお会いできることでしょう。住む場所は変わってもときわに顔を出してくださる方もいらっしゃるし、サポーターが、移転先に訪問したり面会に行ったりして関係が継続している方のほうが多いです。

家のなかった方が地域に参入して安定した暮らしを営んでいくには、まだまだ地域にも変わってもらわなければならないし、社会資源も十分ではありません。そんな状況でも、ときわハウスには実にたくさんの方が関わって支えてくださっています。

私たちは、地域のネットワークの構築にも努めています。さらに、家を失っている方に、ともに将来の展望を模索することもなく、ただ、入居させているだけというシェルターも多く存在する中で、ときわハウスは新しい支援方法を確立しようとしているのです。

ときわハウスにいらした方が、自分らしくその後の人生を歩んでいかれるよう、地道でしっかり根を張った活動を続けていくつもりです。

最後になりましたが、ときわハウスを支えてくださるたくさんの方に心よりお礼を申し上げます。

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